フレアー「いよいよEEW!KOR予選の始まりです。
     実況解説は私、リックフレアー(露骨に嫌な顔をして)と・・・」
ビンス「ビンスマクマホンだ!」
観客『BOOOOOOOOOOOOOOO!』
フレアー「それにしてもEEWを潰そうとしている貴様が何故未だに解説などをしている?」
ビンス「知らん。
    私も止めさせられると思っていた。」
フレアー「今日これからオーナの挨拶があるから直接聞いてみるとしよう。」
ビンス「そうか、おまえは彼と初対面だったな。」
フレアー「ああ、どんなオーナーなのか今から楽しみだ。
    それではEEW予選開催です。
    まずはEEWオーナーよりの開催の挨拶です。
    それでは紹介します!
    EEWオーナーにして稀代美術家!海原U山です!」
U山「まずは、集まっていただいたファンに、そしてEEWを支えるスーパースター達に礼を言わねばなるまい。
   ありがとう!心から感謝している!!」
観客『ワアアアアアアアアアアアアア!』
U山「そしてもう一人、礼を言わねばならぬ人物がいる。
   Mr.マクマホン!!!
   さぁリングに上がってくれ。」
U山「彼は美術と食しか知らなかった私に、プロレスという新たなる境地を与えてくれた!
   そして、EEWの運営についても色々と知恵を貸してくれた。
   EEWは彼なくしては存在しなかっただろう!
   心より礼を言う。」
ビンス「あなたの言うとおり、私はあなたの友としてEEW設立に知恵を貸した。
    素晴らしいそして今までにないプロレス団体を創って頂きたい・・・その思いで・・・。
    だが、残念ながら今は失望している!
    ファンやスーパースターよりも、Mr.海原・・・あなたにだ!」
U山「マクマホンさん、それはどういうことですかな?」
ビンス「nEoが暴れていた時、あなたは何をしていた?
    何もしなかった!
    VIPルームにふんぞり返って見て見ぬふりをしていたのだ!
    腑抜けの老いぼれにEEWの経営を任せておくわけにはいかない!」
ビンス「なにを馬鹿な!nEoを創ったのはビンスではないか!」
U山「プロレスに天下泰平はありえない。
   あの程度の抗争でわざわざ私が出向くまでもないと判断したまで。
   それに、どこかの誰かさんのように些細な事でイチイチしゃしゃり出ていたのでは威厳が損なわれるというものだ。」
ビンス「“あの程度”とは軽く言ってくれるな。
    だが、団体を焦がすほど大きく成長した抗争の炎は、いずれ誰かの手で消されなければならない。
    そしてそれは、あなたのような老いぼれには無理だ!
    今EEWを包んでいる炎を鎮められるのは、この私!ビンスマクマホンだけだ!
    そしてEEWオーナーに最も相応しいのもこの私だ!
    U山!EEWの運営について親友としてもう一度だけ知恵を貸してやろう!EEWオーナーの座をビンスマクマホンに譲るのだ!」
U山「フフッ
   そこまでおっしゃるのなら、私の方がEEWオーナーとして相応しいことを証明せねばなるまい。
   私が腑抜けの老いぼれかどうかもそれでわかる筈だ!」
ビンス「どうやって証明する?」
U山「リングの上では力が全て!
   勝った者こそ正義なのだ!
   以前そう教えてくれたなMr.マクマホン。
   そして我々は今・・・リングの上にいるっ!!」
フレアー「U山の強烈なクローズドライン
    マクマホン立てない!」
U山「残念だがこの様な醜態を晒すマヌケにはEEWは任せられん。
   やはりあなたには解説者がお似合いのようだ。
   うわっはっはっはっはっはっはっはっ!」
フレアー「やれやれ、世話の焼ける・・・(ビンスを解説席まで引きずりながら)
     いよいよ、KOR予選の始まりです。
    それにしても第一試合からDIVA四人の4Way戦とは、華やかな組み合わせです。
    KINGがいたら舌なめずりして大喜びしているところでしょう。

    起きろビンス!(ゲシッ)」
ビンス「グハッ!なにをする!
    くっクビが焼け付くように痛い!
    医者を呼べ医者を!」
フレアー「また貴様が逃げないように解説席に手錠で繋がせて貰った。
    貴様が治療を受けられるのはこの試合が終わった後だ!
    しっかり解説しろ!」
ビンス「貴様!こんなことをしてただで済むと・・・」
フレアー「おまえこそおとなしくしていろ。
    私がその気になれば、手錠の鍵を観客席に投げることもできるのだぞ!」
ビンス「クッ」
フレアー「さあKOR予選第一回戦始まりだ!
    まずは猪瀬弥生の登場だ!
    猪瀬は先のRR戦で・・・おや?入場曲が変じゃないか?」


らららららららら・・・・・


裸王〜〜〜〜〜ッッ!!!

フレアー「ス、ストリーキング!何故ここに!」

・・・ザ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

           『暫くお待ちください。』


(警備員に連れ出されるストリーキング)

ビンス「よもや脱獄までして裸体を晒しに来よるとは・・・
    恐るべき漢よ!」
フレアー「放送を続けよう。
     猪瀬弥生の・・・・」
ビンス「おいメイドも一緒だぞ。
    恐らくランフアとミントォが組んで来ると読んで手を組んだのだろうな。
    だがメイドンはRR戦で猪瀬に落とされている。
    相当恨んでいる筈だ。」
フレアー「続いてランフアの・・・」
ビンス「こっちも二人で入場か。
    しかし、こいつらも仲があまり良くない。
    RR戦ではランフアがミントォに突き落とされているしな。」
フレアー「華やかな試合になると期待していたが、醜い試合になりそうだ。」
ビンス「そう嘆くな。
    泥試合も乙なものだぞ。」

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